転職でもSPI選考?転職者向け「SPI-3G」とは、どう対策する?

お仕事

現在、管理職のポジションで転職活動をしていますが、SPIの受験が選考ステップにある企業に応募をしてしまいました。書類選考通過の連絡がきてから、1週間以内に受験をしなくてはいけない様です。。急いで準備をしていきましょう。

さてSPIには複数の種類があって、転職者向けのSPIは「SPI-3G」という種類で、新卒者向けとは種類に違いがあるということが分かりました。

転職者向けのSPIでは性格検査の結果が重視されやすい傾向の様ですが、能力検査の結果が合格ラインに届かない人材は、この段階で足切りされてしまう可能性があるという。ですので、基本となる「言語分野(国語)」「非言語分野(数学)」の2つは、週末の2日間を使って準備して、週明けに受験したいと思います。ちなみに、企業によっては英語などが加わる可能性もある様です。

ところで、週末をフルに転職活動に充てられるのは、おひとり様ならではのメリット!

SPIについては多くの情報がインターネットで得られそうです。今回は「SPI対策」というサイトを参考に、準備をしてみたいと思います。模擬試験もできそうです。

Webテストの能力検査では受検者の解答状況によって問題数が変動し、所要時間は2科目合わせて35分、性格検査では約300問の問題が設定されており、所要時間は30分、とのことでした。また、能力検査の解答は直接キーボードで入力する記述式が多く、選択肢を見て正答の目星を付けたり、まぐれで正解するということはほぼ不可能な様ですので、特に非言語・数学は事前に解いて、解き方のコツは身に着けておく必要がありそうです。

ということで、準備時間に限りがある中で、特に解き方を忘れている「非言語・数学」に集中して、かつ頻出に絞って対策していきたいと思います。ポイントはとにかく計算の早さです!

非言語の対策優先度ランキング
1位順列・組み合わせ
2位料金問題
3位損益算
4位推論

場合の数(順列・組み合わせ)

ポイント:「並べる」なら順列、「選ぶ」なら組み合わせ

  • 並べるなら順列、選ぶなら(順序を考えない)組み合わせの公式
  • 同じものが含まれる場合は重複を考慮する

順列

①n個のものを全部並べる場合:n !

【Q】A、B、C、D、Eの合計5名の並び方は全部で何通り?
【A】5 ! = 5 × 4 × 3 × 2 × 1 = 120通り

②n個のものから異なるr個を取り出して並べる場合:nPr = = n ! / ( n – r ) !

【Q】10名のチームの中から3人を選んで並べる時、全部で何通り?
【A】10P3 = 10 × 9 × 8  = 720 通り

③円順列の公式: ( n – 1 ) !

【Q】A、B、C、D、Eの5名が円卓に並んで座るとき、座り方は全部で何通り?
【A】( 5 – 1 ) ! = 4 × 3 × 2 × 1 = 24通り

④重複順列(n種類からr個を取って並べる): nr

※どちらをnとするのかrとするのか間違えない様に注意する

【Q】1から5までの数字を使って、3けたの整数は何通りできるか?同じ数字を重複して使って良い。(or 5人の子どもに3つのお菓子を配る時、1つもお菓子をもらえない子どもがいてもいいとした場合は、何通りあるか?)

【A】百の位の数字は1、2、3、4、5の5通り。十の位の数字も1、2、3、4、5の5通り。一の位の数字も1、2、3、4、5の5通り。よって53 = 125通り。
※同じ数字を1度しか使えない場合、5 × 4 × 3 = 60通り。

組み合わせ:nCr=n!/{r!(n-r)!}

  • 異なるn個のものからr個を選ぶ場合の公式:C=n!/{r!(n-r)!}
  • 順序を考えない場合の組み合わせ

(ご参考)NHK高校講座
【Q】異なる5人の中から3人を選ぶ方法は何通り?
【Q】5種類の果物(りんご、みかん、バナナ、柿、桃)の中から3種類を選ぶ方法は何通

【A】C3=5!/{3!(5-3)!}=(5×4×3×2×1)/(3×2×1×2×1)=10通り

損益算:原価+利益=定価または売価

【Q】原価が900円の品物に、定価の2割引で売っても、原価の4割の利益が得られるように定価をつけた。定価はいくらか?

【A】900 + (900 × 0.4) = 0.8X。X = 1575(円)
※定価を求めるので定価をX(円)。売値は定価の2割引きなので定価の8割が売値。売値は0.8X (円)。売値が原価+利益の値段と等しくなる。原価は900円、利益は原価の4割。

仕事算:それぞれかかる日数を分母にして足す

【Q】ある仕事をPさんが1人ですると12日かかります。同じ仕事をQさんが1人ですると6日かかります。2人でこの仕事をすると、何日で終わるか。

【A】4日。
全体の仕事を1とおくと、Pさんが1日でする仕事量は1 / 12、Qさんが1日でする仕事量は、1 / 6。2人で仕事を終わらせるのにかかる日数をX日とおくと、PさんがX日でする仕事量は、X / 12、QさんがX日でする仕事量は、X / 6。よって、2人がX日間でする仕事量は、(X / 12) + (X / 6)と表せます。全体の仕事量は1なので、(X / 12) + (X / 6) = 1。(X / 12) + (2X / 12) = 3X / 12 = X / 4 = 1。

速さ・時間・距離

【Q】PさんとQさんの2人が1週1.2kmの池の周りを歩いて周回します。Pさんは時速4.8km、Qさんは時速4.2kmの一定の速度で歩きます。今、PさんとQさんは同じ地点にいて、同時に池の周りの反対方向に歩き始めました。このとき2人が再び出会うまでの時間は何分かかりますか。

【A】8分。
まずは時速を分速に直します。1時間は60分なので、Pさんの速度:4.8 / 60 = 0.08 km/分。Qさんの速度:4.2 / 60 = 0.07 km/分。T分後に2人が出会うとすると、出会うまでに歩いた距離はそれぞれ、Pさんの歩いた距離:0.08 × T km。Qさんの歩いた距離:0.07 × T km。また、出会うまでに2人が歩いた距離の合計は池の1周の距離と等しいので、0.08T + 0.07T = 1.2。T = 1.2 / 0.15 = 8 分。

まとめ

働きながらの転職活動は時間が限られているので、公式を覚えて応用して、一夜漬けで乗り切るのが効率的と言えそうです!

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